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 急性咽頭炎
 最も多く見られる症状で、程度によっても違いますが、風邪による上気道炎が最も一般的。
高い声が出なくなる、だみ声、しわがれ声となり、ひどくなると声が出なくなる。
はじめは風邪のような状態で、分泌物も透明のものからだんだんと粘液性のものとなり、
ウミのようになります。
炎症がのど全体に広がると、カラカラに乾燥したようになったり、熱くなったりします。
ときには、ものを飲み込むと痛みを感じます。
発病は急だが、一般に軽いものが多く、治療すれば治るのも早い。

 慢性咽頭炎
 急性の咽頭炎がまだ完全に治らないうちに休養もせずにいたり、無理な声の出し方を
続けていたりするとなります。軽いうちはのどが疲れやすい程度。
進むと、しわがれ声になったり、声が出なくなることもある。

 声帯出血
 女性の生理時などに起こりやすく、声帯の片側、あるいは両側から粘膜下出血。
希に男性にもある。自律神経の異常によることもあるらしいが、原因不明のことが多い。
声はしわがれ声になり、ピッチは下がる。一度出血すると、習慣的になることが多いため注意。

 声帯結節と声帯ポリープ
 声帯結節は声帯のへりの一部にでき、手や足にできるまめやタコのようなもので、声門の閉鎖が
不完全になります。声がすぐ疲れ、しわがれ声になってしまいます。
声帯ポリープも多い症状。小さなキノコのようなものが、声帯の粘膜に発生します。
結節と同様で、声帯が閉じにくくなり、隙間ができて、息が漏れるようになります。
ポリープは取らないと声も良くならないし、筋肉に負担がかかってのどが疲れやすくなります。

*どちらも、「なってしまえば取ればいい」という安易な考えは危険です。
切除することで、その部分がえぐれたりつれたりして完全に元の状態に戻らないこともあるし、
特定の音域が出なくなったり、声質が変わることもあるそうです。
(そして、手術に慣れている医師でも失敗することはあります)
*参考、歌手に多かった結節やポリープも、一般の人にも広がり、10年前と比べて4倍にも
増えているそうです。仕事で話す機会が増えたことや、カラオケ、大声を出すことが根性・やる気・
明るさの証拠だとつい大声を出してしまうことが主な原因のようです。
声帯だけのヴォイストレーニングやカラオケの唄いすぎにはくれぐれも注意しましょう。

 咽頭ガン
 声帯やその周囲にできるガン。声帯にできた場合は声がまずしわがれる。
しかし、その周りにできた場合は声の変化もなく、のどにかたまりのあるような感じや発声時の異物感、
ものを飲み込むときの異物感、といったわずかな症状しか現れないことが多いので発見が遅れがちになる。
*風邪の場合のかすれ声なら、せいぜい1週間から10日もすれば治るので、原因もなくかすれ声が
数ヶ月続いたり、血タンが出たり、食べ物が通りにくい、などの症状があるときは早めに専門医に
診てもらうことが大切。
 
 

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 若々しい声を保つには
 ・腹筋を使った発声を習慣づけ、声帯によけいな負担をかけないことが大切。
 ・声帯は膜なので、肌と同様、年齢と共に乾燥してシワが寄ってしまうそうです。
  (確かに、声に気を使ってないお年寄りの声はシワっぽい・・・?)
水分を十分にとってのどを潤し、室内の湿度に注意していけば数十年後に差がつく!(と思います)

*ただ、水分も取りすぎると声帯にむくみを起こし、声の調子が下がることがあるそうです。
(唄うときは飲みすぎてはいけませんね。トイレも近くなるし、笑)
 
 

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「食べ物について」

よい食べ物

 あずきや黒豆、大豆
 これらの豆類には、サポニンというタンパク質の一種が含まれていて、タンを切る働きをしてくれます。
市販されているのどの薬にも同じ成分が入っています。ただし、食べ過ぎると下痢をすることもあるので注意。

 カリン(エキス)とか羅漢果
 カリンはのど飴によく使われてますね。カリンスライスのハチミツ漬けも見かけます。
羅漢果は確か、坂本冬美さんとか藤あや子さん達の演歌歌手の間で愛飲されていると何かの雑誌で
見たことがあります。(サッパリした甘みで美味しいです)
どちらも咳切りにいいみたいです。

 栄養価が高く、消化のよいもの
 体力をつけるという意味で栄養価があるもの、いつまでもお腹に残らないという意味で消化の良いものです。

よくない食べ物
  のどを冷やすもの
  栄養がなくて消化の悪いもの

「望ましい飲料とは」

 発声する前・発声の途中は少し温かくしたもの、湿気を補給できるものがベター
 (他のスポーツもウオーミングアップして筋肉を暖めるのと同じで、発声するときは発声に必要な筋肉が
よく暖まっていないといけないから、そういう時に冷えたものをとるのは危険−急にのどを冷やして声が突然
出なくなることもある)
 発声後なら、のどの乾燥以外にも粘膜の灼熱感などを鎮静させる効果もあるので、神経質にならずに、
冷えたものでも構わないと思います。

 また、気道粘膜に刺激の強すぎるのもよくないけれど、大脳中枢をある程度興奮させて頭をスッキリさせる
ためにコーヒー、紅茶、緑茶などの血管拡張作用のあるものも有効。

 これらは個人差があるので、日頃から自分に適したものを選んでおくと良いでしょう。
 

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Q1.温度差・湿度差でのどや鼻の調子が悪くなるのを避けるには?

A1.こんなことありませんか?
 環境の違う冷暖房の効いた室内、乗り物などに移るとのどが痛くなったりする・・・
それもそのはずです。冷暖房で空気が乾燥し、のどの粘膜も乾燥気味になり、そのような場所で
声を使っていると声帯粘膜のすり合わせが滑らかにゆかず、粘膜を傷めることになります。
また、湿度だけでなく温度差が7〜8度になると、人間の上気道の粘膜は炎症状態になるといわれていて、
局所的に風邪のときと同じ状態になります。
鼻に起これば鼻水、鼻づまりになるし、のどに起こればのどの痛み、咳、痰などになります。
(鼻や喉の粘膜に最適の温度は22度前後、湿度は50〜60%です。)

 その対処法
 温度差が7〜8度以上あるところへ出入りするときの簡単な自衛手段があります。
変化する環境に出入りの際、鼻と口をハンカチで数分間軽くおさえて、空気の温度、湿度に十分順応してから
徐々に放すのです。極度に乾燥している空気の場所では、ハンカチを水かお湯で湿らして使うとなお効果的。
 
 
 

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 食事の摂り方
 満腹の時は発声の機能がたいへん低下します。
お腹がいっぱいになると、眠くなったり、頭の回転が鈍くなったりするものです。
循環する血液が消化のほうに回るためで、これは発声のコンディションとしても良いことではありません。
 もう一つは、満腹で胃がふくれると、胸部と腹部を分けている横隔膜が上に圧迫されて腹式呼吸が
しにくくなります。腹式呼吸ができにくくなると、胸や肩で呼吸をするようになるのですが、これは、のどの位置が
動きやすくなるなど、いろいろな欠点があり、声の高さ、強さ、その他のコントロールがしにくくなります。
 逆に空腹の場合は、横隔膜は圧迫されないので満腹より条件は悪くありません。しかし、これも程度問題で、
体力的に疲労を感じるくらいの極端な空腹では、発声のエネルギーになる呼気圧が足りなくなったり、筋肉の力が
低下して強い声が出せません。
 声を出すのに最も良いのは、腹6分から8分めぐらいに食べ、30分〜1時間たった頃です。

 便秘
 これも、満腹のときと同じで下腹部が張るため、横隔膜が上に押し上げられて、やはり腹式呼吸が
しにくくなります。
他にも、吹き出物・肌荒れなどの肌トラブル、自律神経のバランスが崩れて肩こり・頭痛になったり、痔や大腸がんを
引き起こすこともあるという見捨てておけない症状でしょう。

【解消法】
精神面・・・とにかく我慢しない
食事面・・・食物繊維不足の人に多い症状なので、意識的に摂るように心掛ける。
芋類、海草類、果物、野菜(生のサラダより煮た野菜)、豆類(特におからは多い)など。
ただし、食物繊維ばかりを摂りすぎると、他の栄養素の吸収を妨げてしまうのでほどほどに。
運動面・・・腹筋が弱すぎるとダメです。そういう方は、こまめに体を動かす習慣をつけて、特に腹筋を
鍛えてみてください(笑

便秘薬は、習慣的に使っていると、体全体が薬に頼ってしまい自分で排便する力が弱くなるそうなので、
なるべく自力で治すよう努力しましょう。
 

 嗜好品

・アルコール
 アルコール類は時と場合により、また個人差によって違うので、一般的によい、悪いと断定できません。
 少しアルコールを飲んだとき、声帯は軽く充血して非常にデリケートな状態にあります。
声がラクによく出る、微妙なコントロールができる、最上のコンディションでもあります。
しかし、逆に使い方を間違えれば、声帯を痛めやすい危険な状態でもあるのです。調子にのってつい唄いすぎたり、
飲み過ぎて大声でどなったり、声の乱用、酷使につながるので翌日は悪化しがち。
しかも飲酒量が過ぎるとアルコールによる全身の脱水症状が起こり、声帯粘膜もカサカサに乾燥し、その状態で
声を使うとさらに粘膜を痛める。これを長期間繰り返していると、声帯粘膜は慢性的に肥厚して硬くなり、軟骨も
次第に弾力性を失ってゆき、声はざらざらになり、嗄れて低くなります。
 ドイツには昔から「ビアーバス」という言葉があります。毎日大量のビールを飲んでいたために声帯の浮腫が
慢性化し、声の高さが下がってバスの声域のように固定してしまったのを俗にそう呼んでいます。
 アルコールは飲む・飲まないが重要なのではなく、飲み方、飲むときの声の使い方、その時の体調、
個人差などで適量もかなり変動するので、十分な配慮を要します。

・タバコ
 タバコは医学的には害こそあれ、利点は何もありません。
しかし習慣になっている人には精神的、心理的に落ち着かせたり、気分をリラックスさせたりというメリットは
あるのでしょう。
プロ歌手にも愛煙家は多いので神経質になる必要はないでしょうが、「タバコをやめたら声がかすれなくなり
声域が広くなった」という声が多いのも事実。
もし、思い当たるふしがあるなら、タバコをやめてみるのもよいかも知れません。
 

 睡眠
 健康維持のためにも、声のためにも、適量な睡眠をきちんととることは大切です。
寝ている間は少なくとも声を休めることが出来るし、仕事などで声を使ったために声帯が充血、疲労した状態を
もとのよい状態に戻すための時間として必ず必要。
また、全身の体力の消耗、精神の疲労の回復のためにも睡眠は不可欠です。
睡眠のとり方、とる量などにはかなり個人差があるから、自分にとっての適量というものを普段から経験的に
知っておくべきです。
 また、寝起きは声帯がまだ眠っている状態なので声がかすれることが多く、唄う前日は睡眠をたっぷりとって、
当日は少なくとも(唄う本番の)5時間前には起きるのが良いようです。
 

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